
心を静かにする時間を1日の中でほんの数分でも持つだけで、より穏やかで充実した1日が過ごせるそうです。
心を静かにする時間。メディテーションやヨガもいいし、お風呂の湯船に浸かっている時間でもいいし、自然の中を一人でゆっくりお散歩するのもありです。
時間がないときであれば、目を閉じてほんの数分座っているだけでも効果的。リラックスできる音楽や、好きな曲をかけながらでもいいです。好きな香りのキャンドルを焚いて、ちょっとしたセレモニーっぽくしてみるのもおすすめです。短い時間でも、「ちゃんと時間を作っているよ!」と自分に言い聞かせることができるので、習慣化しやすくなるかもしれません。メディテーションは苦手、という人にもオススメです。
心を静かにする時間は、ぼーっとしている時間とは少し違います。ただぼんやりすることも頭を休めるためにはいいことだと思うのですが、心を静かにする時間というのは「心とつながる時間」です。なので、頭ははっきりとしている必要があります。はっきりした意識のなかで、忙しい頭を少し休めて、心を見つめる時間。
ポジティブでもネガティブでもなく、「ニュートラル」な状態に意識を保って、自分を客観的に、でも優しい愛情を持って見つけてあげる時間。
心を静かにすることは、マインドフルに自分の心とつながる時間です。心に優しく意識を向けてあげる時間です。マインドフル瞑想がコレステロール値とストレスホルモン値を下げるのに効果的だというリサーチもありますが、それはマインドフル瞑想の基本が、優しい愛情といたわりの気持ちを持ちながら、自分を含めたすべての物事を見つめる時間だからだと思います。
自分の心と頭の中で起きていることを静かに見つめてあげること。自分のダメな部分や過去の失敗からくるネガティブな感情に気がついたら、それを優しく包み込んであげる。無理に答えを導き出そうとしないで、ありのままの自分を感じて、優しく認めてあげること。
私たちは、外での経験や評価から自分の価値を判断することに慣れています。職場での人間関係、上司の評価、恋人や夫婦関係、友人関係、親子関係など、様々な人間関係を通して自分の価値を見出したり、評価したりしていると思います。でも実は、どの人間関係でも「完全な自分」を理解して評価してもらえるということは、あまりないのではないかと思います。外での人間関係は自分の断片的な部分。100%の自分は、自分しか知らないのではないでしょうか。自分の歴史、成長して変わってきた考え方や性格、人にはあまり見せていない繊細な部分や、ウィークポイント、自分の大きな夢や、今後やってみたいことなど、自分のすべてを理解できているのは自分だけなのです。なので、本当に重要な評価は、他の誰の評価でもない、自分が自分に与える評価だと思うのです。
毎日の中で、ほんの少しでも自分の心に時間を作ってあげること。心が疲れてストレスいっぱいで辛くなってしまう前に、意識的に自分に目を向けてあげること。自分の心の状態を愛情を持ちながら管理してあげることが大事だなと思います⭐︎