
日々の生活で、偶然に起きているようで偶然ではないと心の中で確信できることを経験したことがありますか?いわゆる、シンクロニシティーやセレンデピティと呼ばれる、「意味のある偶然の一致」の経験です。例えば、同じことを違う場所で何度も聞いて「これは何か自分に意味があることなのかも」と感じることや、寄り道した場所で偶然ずっと探していたものに出会えた、などなど。まるで自分以外の第三者が自分の心の声や頭の中を覗いて、自分にとって役立つ偶然を運んできてくれているように感じる瞬間です。
このことはポジティブ思考やスピリチュアル系の本によく書かれていますが、これはトランスパーソナル心理学の分野にも精通していて、直観力を鍛えることでさらに増えていくと言われています。
直観力の高め方には、高めたい方向性や本人の直観力の強さによって様々な方法があると思いますが、まずビギナーとして始めてみたいのが、「直観力&シンクロニシティー日記をつけること」です。できれば期間を1週間くらいに限定して、その期間は注意深くシンクロニシティーを探して、見つけたことを日記に記録していきます。また、自分の直感に従って行動したことで、結果的に自分にラッキーだったと思う出来事についても書き留めていきます。
やって見る前は、「そんなこと1週間という短い期間に何度も起きないし・・・」なんて思うのですが、やり始めると意外と多く起きていることに気がつきます。ライフコーチングでもクライアントさんに宿題としてやっていただくことがあるのですが、意味のある偶然が日常にいかに多く起きているか気がついたという報告をしてくださる方が多いです。
気がつき始めると、日記をつけなくても自分自身で気づいていくことができるようになるので、直感や自分のインナーボイス(内なる声)に基づいた判断や決断をし易くなり、毎日がより軽やかになるという心にも嬉しい影響があります。
マインドフルネスを広めるティック・ナット・ハン師は、「日常はミラクルで溢れている。そのミラクルに気づけるかどうかは、意識をもってマインドフルに毎日を過ごすかどうか次第だ」と言っています。
シンクロニシティーを見つけるという作業は、日常にミラクルを発見することです。何気ない毎日を、特別で素晴らしい1日に変身させることができる、ある意味で魔法のようなスキルです。
ぜひ実行して、何気ない日常をミラクルでいっぱいにしてみてください。
マイロハスに「1年を締めくくる、自分だけの小さな儀式」という記事を投稿しました。1年を振り返り、頑張ってきた自分の成長を確認する儀式をすることで心を元気付けてあげることができます。ご参考ください。記事はこちらから。