比べること


クライアントさんの相談でよくあがるトピックに「人と自分を比べてしまうことについて」があります。自分の心の調子があまりよくないときには特にこの「人と自分を比べる」傾向が強く出てくるので、うまくいっていない自分と「うまくいっている人たち」を比べて、現在の自分の状況にさらに落ち込んだりします。

人と自分を比べてしまう理由はさまざまですが、「社会」という活動の場を共有している人間同士、他人が気になるのはとても自然なことだと思います。そして日本人であるわたしたちは、他の民族にくらべて「調和」を強く気にする文化の中で暮らしています。周りを観察する意識を持つことは、この調和を保っていくためのツールでもありますよね。

人と自分を比べることはある意味ではごく自然なこと。でもそのせいで時には苦しい気持ちになってしまうのだったら、その比べ方を見直してみるのがいいかなと思います。例えば・・・

①他人と自分を比べて「羨ましい」と思う時、それはポジティブな向上心がそう思わせていることに気がつく。

「羨ましい」という気持ちをネガティブにとるケースが多いかと思うのですが、これは深い部分では「もっと自分もよくなりたい」という気持ちからやってきている場合がほとんどです。現状に満足せずに自分をアップグレードし続けたいと思う自分の「向上心」に目を向けて、褒めてあげましょう。

②他人の人生がうまくいっているように見える時、その人の人生の「ハイライト」だけをみている場合があることに気がつく。

どんなに人生がうまくいっているように見える人でも、その人なりの人生のアップダウンが必ずあるはず。「あの人ってうまくいっていそうだな・・。」そう思う時、その人の人生経験の「素敵な部分」にだけ目を向けて勝手な全体像をイメージしている場合がほとんどではないでしょうか。

③「他の人たちはもっとすごいし、ちゃんとできているし・・・。」と考える時の「他の人たち」って一体だれ?

この「他の人たち」というのが特定の人物ではなく、自分がなんとなく思う「きちんとしている人たち」であるとしたら、それって自分の中で勝手に作り上げた、ある意味ファンタジーだと思うのです。空想上の「うまくいっている人たち」と自分を比べて落ち込んでしまうなんて、なんだかちょっと勿体無い!

こんな具合に、視点をちょっと変えてみると、人と比べて落ち込んだりすることが減るかもしれません。もちろん、考え方のクセは簡単に変わらないしそれなりの訓練が必要ですが、自分の決断ひとつで「新しい考え方を身につける」一歩を踏み出すことができるのも事実。ぜひ、ちょっと立ち止まって違う視点から考える習慣を身につけてみてください⭐︎

マイロハスに「自分へのダメ出しが止められないのはポジティブな証」という記事を投稿しました。記事はこちらから

#気づき #心と対話 #ライフコーチング

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