
職場で使えるスピリチュアル心理学についてシリーズで書いてみたいと思います。というのも、「スピリチュアリティ の知識は考え方や物事の捉え方を明るくしたり豊かにするのに役立つけれど、実際に日々の生活で実践するのはなかなか難しい・・・。」そういう周りの人々の声を聞いたりします。夫や友人をはじめとするわたしの身近な人々はほとんどが会社員または勤め人。わたしも30代前半まで大きな組織に属する会社員だったので、職場環境でスピリチュアリティを実践する難しさ、そしてその面白さもとりあえず経験してきました。
職場環境でのチャレンジについて、スピリチュアル心理学の知識をもとにアドバイスして実践してもらった結果、うまくいったことや新たな発見があったことなどの報告をもとに「オフィス・スピリチュアリティ」のトピックについて探っていきたいと思います。
「偶然ではないこと」
フルタイムでお仕事している場合、職場は自分の人生の半分近くの時間を過ごす場所。1週間(168時間)から眠っている時間を差し引き、労働時間とそれ以外の時間を計算した場合、おそらく3分の1〜2分の1近くの時間を職場で過ごしている人がほとんどではないかと思います。 人生のそれだけの時間を過ごすことになる場所は、もちろん偶然決まったわけではないと考えるのがスピリチュアルな考え方です。そして、その職場で同じ時間を過ごしている同僚たちとの出会いももちろん、偶然ではありません。
一緒に組むとなぜかスムーズにことが運ぶ同僚や上司部下もいれば、逆になぜかトラブルやイライラを引き起こす同僚や上司部下もいるかもしれません。
スピリチュアルな考え方では、これらすべての出会いや結びつきは自分自身をソウルレベルから成長させていくための「きっかけ」だと言えます。そして、周りに存在する人々や出来事は自分の状態を映し出す「鏡」という捉え方になります。これは英語で “Law of Attraction”や”Like attracts Like” と言われる、つまり似たエネルギー同士が自然に集まる、という意味にも繋がります。
夫婦関係や恋人同士がお互いの合わせ鏡だと言われてるように、人生で多くの時間や出来事を共有する人々はやはり似たエネルギーを共有していると言えます。これは個性や性格が似ているというような意味ではなく、自分の現在の状態が持っているエネルギー状態のことです。なので、自分の状態が変化することで、周りの状況も変わっていくことになります。
この考え方は、自分が苦手な人のことを考えると気分が下がってしまうかもしれません。あの人とエネルギー状態が似ているなんて考えたくない!強い拒絶反応を引き起こすような相手もいるかもしれません。
ですが、この得意ではない人は実際にはなんらかの形で自分の一部を表現している場合がほとんどです。ポジティブでもネガティブでも、自分が強い感情を抱く相手は、必ずそこに何かのメッセージが秘められています。例えばオフィスに20人の同僚がいても、強い感情を抱くことなく日々が過ぎていく相手というのもいますよね。なので、自分になんらかの強い反応を引き起こす相手には、何かそこにスピリチュアルなメッセージがある、と捉えるのは自然なこと。
じっくり観察してみるとそれが何かが分かってくるかと思います。そしてこれは、自分をへこませたり、落ち込ませるために起きているのではないということを理解しながら進めていくことが大切です。自分になんらかの「気づき」をもたらすために起きているので、その先には自分に利益のある大きな発見と学びが用意されていると考えることがスピリチュアルな考え方です。
そして逆に、職場にとても尊敬できる素晴らしい同僚や上司部下がいる場合。その人もまた、自分のエネルギーにリンクしているから存在しているのです。自分の中にもその相手と同じ尊敬に価するエネルギーが存在していることを認めましょう。そうすることで、自分自身の存在価値をポジティブに受け止めて自尊心を育てていくことができます。自分に秘められたポテンシャルに気づき、これからも自分が素晴らしい人々とエネルギーを共有し成長していくのだと信じることは、自分の現在と未来を明るく創り出していくことになります。
職場での人間関係は決して偶然ではないということ。そのことを心に留めて、ぜひ職場での人間関係を見つめてみてみることをオススメします⭐︎