焦る気持ちとのつきあい方


「毎日が同じことの繰り返しでイキイキできない」とか「自分にはもっとできることがあるのに、それが何か分からない」など、焦る気持ちが湧いてくる瞬間が誰にでもあるのではないかと思います。

なぜかわたしたちは「今のままの状態ではいけない」と思いがちです。知的生物として進化し続けていたいという本能がそうさせているのだと思いますが、今現在の自分に対して「何かが足りてない」と考えるこの傾向はわたしたちを疲れさせ、時には孤独な気持ちにもさせます。

もし、なにか新しいことにチャレンジしたいという気持ちにワクワクがたくさん混じっているのであれば、それはとても楽しい喜びにつながるサインです。でも、周りの誰かや世間の「声」を意識して、自分の現状を何とかしなければいけないという焦りの方が強いのであれば、それは結果として自分に負担になる場合が多いのではないか思います。楽しさを感じることができないチャレンジは結果として長く続けることができないので。

焦る気持ちとの付き合い方

そうは言っても、定期的にやってくるこの「今のままの状態ではいけない」という焦る気持ちは、わたしたちが進化し続けていきたい人間である限り、避けることはできない感情なのではないかと思います。一番分かりやすい解決法は、何か夢中になれることを見つけて取り組むこと。でも、誰もがいつでも何かに夢中になることができる環境に身を置いているわけではありません。忙しい仕事の時間的な制約があったり、自由に好きなことができない環境に身を置いていたりなどのさまざまな理由で「何かに熱中する」ゆとりがない場合がほとんどです。

または、夢中になれる何かを見つけることができないという悩みを抱えている場合もあるかと思います。いろんなことを試してみたけど、どれも結局はピンとくるものではなかったとか、なぜかどれもうまくいかないとか、何にも熱くなれない、などの悩みを抱えている人、多いのではないかと思います。焦る気持ちがやってくる度になにかを試してはいるけれど、これ!というものに出会えていないという人。

そのような場合において、ぜひ試してみてほしいなという方法は、「自分をありのままでいいと認めてあげる」という思考です。焦る気持ちでイライラしたり孤独感を感じた際、今の自分がちゃんと生活できていることを認めてあげることです。心を静かにして、自分の置かれている状況を見つめてみます。毎日いろんなことがあるけれど、自分はきちんとその全てに対処することができていて、全てがちゃんとまわっていると気がついてあげてください。

そして、今までの自分の歴史を振り返り、本当にいろんなことがあったけれど、ちゃんとここまでやってきているということを思い出します。自分はちゃんと進化し続けているということ。10年前の自分と今の自分を比較すると分かるはず。自分が自分のペースでちゃんと進んでいるということ。そのことを、自分で自分に言い聞かせてあげてください。

すると、「自分にはないかが足りていない」と思っている思考が少し落ち着いてくるのを感じられます。自分の中で焦っていた気持ちが、満たされてくるのを感じることができます。「自分の成長が完全に止まっていたことなんかないし、どんな状況においてもちゃんと進んでくることができた」ということを思い出すことで、自分を「がんばってきたね!」と認めてあげて、愛情を送ることにもつながります。

これまでは「何かしなければならない」と外側に意識を向けていたかもしれません。でも、これは自分の内側に意識を向ける方法です。この方法では、焦る気持ちを優しくなだめてあげることができ、ジタバタせずとも心の落ち着きを取り戻すことができます。そして、大きな意味では自分が本当に心から取り組みたいことを見つける近道にもつながります。なぜなら、外側の刺激から「何かに取り組む」のではなく、自分が本当に欲しているものを周りの影響を受けずに見つけることができるようになっていくから。自分の気持ちを満たすのは、外側の刺激ではなく本当は自分自身なのだと気づくこと。そのことで、いろんなことに対してこれまでとは違ったアプローチが取れるようになっていきます。

「コップの水」のお話を思い出します。目の前に出された、コップに半分入っている水。これを「半分も入っている!」と思うことができるのか、それとも「半分しかはいっていない。」と思うのか。

半分の水は、これまで積み重ねてきた自分の成長と経験です。そして空いているのこりの半分は、これからの自分の可能性。焦る気持ちからのこりの半分を満たしていくのではなく、できればたくさんの喜びの気持ちをこめて満たしていくことができたら素敵ですよね。

#心のエステ #ハウツー #気づき

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