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24時間不満を言わない日


朝起きてから眠りにつくまでの時間、わたしたちは一体どれくらい「ネガティブ」な言葉を使っていると思いますか?

先日受けたセミナーで、「24時間、不満やネガティブな言葉を使わない1日を過ごすとミラクルが起きる」というレクチャーがありました。面白い!と思ったので、早速自分で試してみることにしました。

日本には古くから「言霊」という教えがありますが、わたしたちが発する言葉には、言葉通りの現実を引き寄せる力が宿っていると言われています。これは品行や美徳を重んじる古き良き日本文化を表した特徴的、神秘的な教えだと思うのですが、わたしが現在暮らしているアメリカでも言葉のアファメーション力を信じている人は多く、意識の高い人たちは言葉を慎重に選びながらコミュニケーションをとっているのが伺えます。

脳科学の研究によると、脳のシナプスの電気経路は一定のパターンを形成する傾向があるため、不満をよく言う人はどうしてもネガティブな思考パターンに陥りがちになるとのこと。逆に感謝する人は、普段から感謝できることを見つられるポジティブな思考パターンに自然となっていくそうです。参照

そんなわけで、倫理的に考えてみても不満を言わない生活をすることで、自然と自分の住む世界が明るくなっていくのです。物事の明るい側面を発見し易くなるので、小さなことにとらわれなくなるし、前向きにもなりやすいということ。

わたしも試してみた結果、意識的にネガティブな言葉を発しないことで自分の波動が高くなり、調子が上がってきたように感じました。普段からできるだけ肯定的に意識を持つように心がけてはいますが、それでも24時間の間に2、3回ほど「おっと危ない!」と思う瞬間がありハッとしました。特に危険だと感じたのは、クリティカルな視点から意見を言いたくなってしまう自分の性格です。また、誰かが小さな不満を漏らしている時に、会話の流れ的についその人に同調しそうになってしまう時もありました。大した不満でもないので、いつもならネガティブに捉えることもなく、ただの会話の一つとして流してしまう部分だと思うのですが、こうして観察してみると「不満やネガティブのキッカケ」はあちこちに潜んでいるものだなぁと、改めて認識できました。

そして、24時間後にわたしに起きたミラクルはというと、例えばこちらが約束の時間に遅れそうで焦っていたら、相手から「時間を遅らせてください」と連絡があってホッとしたりとか、何週間も頭の中で引っかかっていた疑問に対する答えが意外な人から意外な場所で見つかったりとか、注文していたものが思っていたよりも早く届いて助かったとか、見知らぬ人にとても親切にされるとか、大好きな友人から久しぶりに電話がかかってくるとか、そういう感じでした。どれも小さなミラクルですが、それでもたくさんの偶然が重なり合ったシンクロニシティーであることは確かです。きっとこういう小さな喜びが積み重なって自分の生活が幸せで満たされていくのだと思います。

「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」という相田みつをさんの有名な言葉が頭に浮かびました。この言葉には、「何を幸せだと思うかは、その人それぞれの価値観で違う」とか「自分の幸せは他人が決めるのではない」という意味が込められていると思うのですが、その他にも、「自分が幸せを感じれるかどうかは自分次第」という意味があるのかなと思ったりしました。自分の心の状態を高く保てるかどうかは、他人や周りの環境ではなく自分にかかっているという、当たり前だけれども実は簡単ではない教えです。

心をケアすることの大切さを改めて学ぶことができた、興味深い実験でした⭐︎

#心のエステ #シンクロニシティー

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