
なかなか続かない、続けられない。そんな声があがるメディテーション。身近な人に積極的にオススメしているので、「毎日やってる?」「1時間くらいできちゃう?」とか聞かれますが、正直言うとわたしも1年365日毎日できているわけではないです。すみません!
でも、やはりできるだけ毎日するようにはしています。なぜなら、できなかった日の翌日は自分のバランスがよくないことに気がつくから。疲れやすかったり少しイライラしたり、血色がよくないなぁと感じたりもします。
一方で、深いメディテーションをじっくりできた後は顔色がよくなり、お肌がツヤツヤしているように見えたり、笑顔がナチュラルになるのが分かります。軽い頭痛が治ったり、肩こりや身体の痛みが楽になる時もあります。
メディテーションしていると、なぜか自然と涙が溢れてくることもあります。特に悲しいこと、嬉しいことが浮かんできたとかではなく、自然と涙が出てくるのでとても不思議です。そんな時は、どうやら「心と魂の浄化」が起きているみたいです。目に見えてハッキリ分かるような悲しいことや辛いことがなくたって、わたしたちの心と魂は毎日生きているだけで一所懸命なのかもしれません。疲れは自然と溜まっていきます。小さな疲れも積もり積もると大きな疲れになってしまいます。涙を流すことで、感情とストレスをデトックスしているのですね。
本来メディテーションは、心を元気にするものというよりは、傾いた心を中心へと整えるためのものだと思います。心をポジティブにする習慣というよりは、疲れてネガティブ寄りになっている心を、真ん中のニュートラル位置に戻す作業なのです。ニュートラルの位置に戻った心は、そこからポジティブとネガティブの両方の道筋を見分けて「選ぶ」ことができるようになります。心が疲れたままだと、どうしてもネガティブ寄りの考えになってしまうので、まずはニュートラルに戻してあげることが大切。
日中ぐったりと疲れている時、場合によってはパワーナップ(短いお昼寝)をするよりも、15分間メディテーションしたほうがスッキリすると感じたりもします。わたしの場合、一度眠ると例えそれが20分間でも、起きてから頭と身体がしっかり目覚めるまでさらに20分間程かかてしまいます。一方メディテーションだと、15分後は頭がスッキリとして身体が軽くなり、視界が広くなったように感じたりするので、すぐにまた活動できます。あまりにも疲れているときは、メディテーションしながら実は寝ていた?と思うこともありますが・・・。
メディテーションの中でも、マインドフルメディテーションではメディテーションしながら自分への愛と慈悲の気持ちに目を向けていきます。自然に涙が溢れてくるのは、そのためかもしれません。意識していてもいなくても、「この瞬間は自分をジャッジせず、いたわってあげる時間。」そんな風に感じた心と魂が、自然と浄化作業に入っているのかもしれません。
毎日でなくても、なかなか続かなくても、疲れたときにはこんな対処方法がある、と知っているだけでもいいかなと思います。やり方の型こだわらず、とりあえず目を閉じて、ヒーリングミュージックをかけて、10分間呼吸してみる。それだけでも十分です。
ぜひお試しください⭐︎