シンクロニシティについて


シンクロニシティとは20世紀の心理学の巨匠カール・ロジャースが定義した言葉で、「意味のある偶然の一致」という意味です。日本語では共時性と言われます。簡略すると、一見偶然のように思えるけれど、その奥には自分にとってプラスになるメッセージが秘められている出来事のことです。シンクロニシティを意識して見つけることで、自分に送られてくる「サイン」を上手に利用して抵抗の少ない人生が歩めるようになると言われ、トランスパーソナル心理学やポジティブ心理学で使われる手法です。

シンクロニシティはさまざまな形で発生するため、すぐに意味が分かるものと、意味が分かるまでに時間がかかるものがあります。ここでは、周りの人に起きた分かりやすい例をいくつか紹介してみます。

①スポーツジムに入会したいと思っていたら、友人がとあるジムの入会費無料のクーポンをくれた。

プラスの意味

→そのジムが職場から近いことが分かった。当初考えていたジムとは違うけれど、こちらの方が便利で通いやすいので長く続けられそう。

②友人へのお土産を買いにいったお店が閉まっていた。偶然思い立った別の店で買ったお土産を持って行ったら、友人が先日その店の特集を雑誌で見て、これを食べてみたいと思っていたのだ、と喜ばれた。

プラスの意味

→友人と心が通じたのを感じた。今まで意識していた以上に、この友人との間に深い縁があるものかもしれないと思った。

③電車に乗っていたら、とある会社の広告が目に止まった。なんとなく気になったので検索した。後日偶然にその会社から取引の依頼がきた。

プラスの意味

→事前に調べておいたことでバイアスのない情報を自分なりに組み立てておくことができた。

④ある友人のことを考えていたら、別の友人がこちらかた聞いたわけでもないのにその友人の近況を話してくれた。

プラスの意味

→その友人の家族に不幸があったことが分かった。後日お悔やみを持って挨拶に行くことができた。

⑤ふと思い立ち、いつもとは違う通勤路を歩いていたら、古い友人にばったり出会った。近々会おうということになり、連絡先を交換した。

プラスの意味

→その後頻繁に会うようになり交流が再開した。ずっと悩んでいた転職先を紹介してもらうことになり、人生の転機がきた。

などなど。

シンクロニシティは誰にでも起きる、日常のミラクル。一見偶然に見えるようですが、その裏には緻密に計算されたかのような巡り合わせがあります。サインに気がつく頻度が上がってくると、どんどん深いメッセージにつながれるようになってくると言われています。

どうやったら上手にサインが見つけられるようになるのかというと、まずは心とのつながりを強化することが大切です。心とつながれていない状態、つまり頭だけで考える状態にあると、まずはシンクロニシティというコンセプト自体が受け入れがたいので、サインに気づくことが困難です。または、サインに気がついてもあえて頭で考えて論理的または合理的に行動してしまうため、うまく流れにのれなかったりするようです。

心(ハート・心臓)は体のなかで最も大きな電磁波を発生させている臓器であり、例えていうと携帯電話の電磁波のように、常にさまざまな電波を感知し続けているそうです。シンクロニシティは目には見えない高め波動のメッセージであるため、まずはハートが感知し、脳や体がそれをもとに行動に移していく、ということになります。

わたしたちの頭(思考)はノンストップで働き続けていますが、思考からはシンクロニシティのような高波動のメッセージ(いわゆる宇宙の緻密な計算によってやってきたかのような)にアクセすることはできないそうです。なので、忙しい思考を少しの間休めたり、思考と距離を置いて付き合う時間を持つ目的で、「マインドフルネス」などのプラクティスがとても有効なのです。直感や閃き、クリエイティブなアイディアなども、思考の隙間をぬってやってきます。

わたしも最近思考でいっぱいいっぱい担っていたところ、ふとした瞬間に心とのつながりを取り戻して、サインを見つけた瞬間がありました。心と強くつながるには「感謝のエネルギー」が最も有効だと言われています。そのことはまた別の機会に書こうと思います。

#シンクロニシティー

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