力を抜いてみる


何かで困っている時、肩の力をちょっとだけ抜いてみると、どこからともなく「助け」がやってくることがあります。力むよりも緩めた方がいい時が、じつは結構多いようです。

私たち人間は思考の生き物。考えて問題を解決・改善していく作業する優れた能力が自然に備わっています。特に、困っている時はいろんなことを考えて、なんとかしてこの状況を乗り切らなければと懸命に思考を働かせます。でもその結果、実は解決策を探す範囲を狭めてしまうこともあるようです。なぜなら、思考は自分の持っている過去の経験や知識のデータバンクをもとに解決策を探そうとします。つまり、自分の中にある限られた情報を検索して、答えを導き出そうとしてしまうからです。

思考でいっぱいいっぱいになっている時は、「直感」や「ひらめき」などの、自分のデータバンク以外にあるリソースを探ることができなくなっています。なのでちょっと肩の力を抜いてみる。自分自身を緩めてみる。すると、思考から集めるデータとそれ以外のリソースを使う配合が良くなり、思考と直感&ひらめきの両方を上手に組み合わせて問題解決や困難を乗り換えていくことができます。

スピリチュアル度高めの講座やセミナーを受けると、「思考以外のリソースをどう生かすか」について学ぶことが多くあります。思考を超えたところに探しているものがある、ということはよくあるようで、昨今メジャーになってきたマインドフルネスの教えでも、「思考の働きを休めること・思考に振り回されないこと」の大切さについての教えがあります。

とは言っても、思考しないことなんて人間にはほぼ無理なことです。なので、とりあえず思考をちょっと緩めてみる。それだけでも十分効果があると感じます。例えば、仕事で何か行き詰まっている時に、ちょっとだけ休憩をとって同僚とおしゃべりたり、一人で散歩に出かけてみる。「気分転換」と呼んだりしますが、それこそがまさに思考から離れるチャンスの時間です。意識的に思考を休めて、全然関係ないことをしてみることでどこからともなくヒントがやってきたりします。

または、悩み事で頭がいっぱいいっぱいのとき。辛い時は特にそのことばかり考えてしまい、頭から悩み事がなかなか頭から離れないものです。必死になってジタバタしてみるのも壁を打ち壊すための打開策のひとつですが、それ以外にも、悩み事から意識的に離れられる環境を作ってみることで、思わぬ方向から助けがやってきたりします。例えば、クリエイティブな創作活動や趣味の時間を作るとか、リラックスできる場所に出向いてみるとか。

思考でぐるぐるするループをちょっと抜け出してみる。または、竜巻のぐるぐるに巻き込まれずに、竜巻の目の位置に立つようにしてみることで、自分に起きてることを客観的に見つめることができるだけでなく、冷静さを持って様々な情報にアクセスすることができるようです。

思考ばかりに頼っていると、つい「何でも自分で解決しなければならない」「自分でコントロールしなければならない」と力んでしまいがちですが、実は自分の人生、自分で100%コントロールするようにはできていないものです。タイミングや人との出会い、繋がり、など様々なファクターも絡んできますし、それ以外にも説明できない何らかのフォースに導かれるようにして進んでいくところが多いです。サバイバル本能のスイッチがオンになっていると思考でいっぱいいっぱいになり、なかなか気づけないものなのですが・・・・。

自分の人生を信じてみる。自分の存在の価値を信じてみる。

思考能力が高い人や頭がいいと言われている人ほど、思考を緩めてみることが難しいようです。でも、もっと自分の運命を信じてみてもいいんじゃない?そんなふうに感じます。

深呼吸して、肩の力をちょっと抜いてみる。「大丈夫」そう自分に呟いてみると、どこからともなく「助け」や「ヒント」がやってくるようです。


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