
今日はヒプノセラピーについて。
ヒプノセラピーというと、映画などでよく催眠をかけられていいように操られたりする、なんていうイメージを持っている方もいらっしゃるようです。「どうしてヒプノセラピー?」「何に効果があるの?」と聞かれるたびにどんな風に説明したらいいかな?と考えます。
ヒプノセラピーといってもその種類は幅広くて、病気や治療の痛みを軽減させるタイプのもの(たとえば歯医者さんなどが麻酔の使用量を軽減する目的で施したりする)などや、出産時の自然分娩の痛みを軽減させる目的で施されることもあります。また、体重コントロールやタバコをやめるなどの目的のもあれば、スポーツ選手や経営者が目標達成のツールの一つとして活用するケースもあります。
その中でも、私が扱っているのはリラクゼーションを高めるヒプノセラピーと、前世療法や中間生セラピーなどのスピリチュアルヒプノセラピーです。
リラクゼーション目的のものでは、瞑想状態のような空間を作り、忙しい頭と心をリラックスさせて、直感やひらめきを起こしやすくさせる効果があります。悩めることがあって頭の中がぐるぐるしているひとや、考えることが多くてなかなか頭を休めることができない人などに特に効果的です。ゆっくりと時間をかけて意識をリラックスさせていきます。
体験者から、「メンタルバケーション(意識のバケーション)に出かけたみたいだった!」と言われたことがあるのですが、まさにそんな感じです。体はここにありながら、意識だけはバケーションへ出かける、みたいな。癒されたり、スッキリしたりひらめきが起きたり、心と体が軽くなったりなどのベネフィットがあります。
スピリチュアルヒプノセラピーでは、肉体を持った自分を離れて、魂の自分のストーリーと繋がります。アストラル体の意識とつながることで、肉体を持った地上に住むいま現在の自分の抱える課題を客観的に見つめたり、スピリットガイドやハイヤーセルフから必要なメッセージを受け取ったりしやすくなります。時には、「カウンセル」と呼ばれたりもする、魂の成長具合を評価してくれる存在とコミュケーションしたりすることもあります。セッションが終わって目覚めたクライアントさんが、「これって私の作り話?」と戸惑うこともある、ある意味とてもファンタジー的要素のある体験です。自分の人生の意味をスピリチュアルな視点から見つめたい方にとっては、大きな意味のある体験になります。
面白いなと思うのは、スピリットガイドはほぼ必ず、本人にしかわからない形で、「それが作り話ではない」ということを伝えるサインを送ってくれていることです。ヒプノセラピーで見たイメージやストーリーをあとで思い出した時に、「これはどう考えて見ても私の作った話ではないはず」と認識できるような証拠を見つけるとか、セッションの数日後にヒプノセラピーで受け取ったメッセージを再確認させられるようなシンクロニシティーを見つける人もいます。
また、スピリチュアルヒプノセラピーでは、現在の人生で起きた辛い出来事について、その深い意味を知ることで癒しを起こす作用もあります。たとえば恋人や夫婦の別れ、大切な人との死別、誰かまたは何かにひどく傷つけられた経験などについて、魂のレベルで一体どんな意味があるのかを探り、「気づき」を通してその学びのレッスンを完了させます。人生で起きる出来事には小さなことから大きなことまで必ず「気づき」の材料がありますが、とくに大きな出来事に関してはその気づきを理解して消化させていく作業をしなければ、辛い経験で受けたショックのエネルギーは傷となって身体に停滞し、その後の人生でネガティブに引きずってしまうことになりかねません。ガイドやハイヤーセルフなどのスピリチュアルなエネルギーを通してこのプロセスを行うことで、肉体を持った自分単体だけで理解するよりも、より深い気づきにたどり着くことができます。そして、強いショックを受けたことからできてしまった傷の完治を早めることができたりもします。
ヒプノセラピーは私にとってはパッションプロジェクトです。長年のメディテーションやドリームワーク(夢分析)などを通して、潜在意識から送られてくるメッセージの凄さには感動させられることばかりですが、この素晴らしいリソースをもっと実用的に活用する方法として、ヒプノセラピーはとても優れたツールだと思っています。
ヒプノセラピーを体験したいクライアントさんの気づきやユニークな体験をもっともっとアシストして、自分もワクワクしたい!と思い、今年はライフコーチング に加えて、ヒプノセラピーにもさらに本腰を入れて取り組むことにしました。どんな出会いが待っているのか、とても楽しみです。ヒプノセラピーのウェブサイトも更新しましたので、よろしかったらご覧ください。こちらから。