遠回りの偶然と必然


ヒプノセラピーで予約が一番多く入るのは前世療法。みなさん色鮮やかでとてもユニークな体験をされるので、毎回ワクワクしながらセッションさせていただいてます。

数週間前に大学時代の友人の前世療法をしたのですが、その際ドラマティックなセラピーを体験して目覚めた彼女から、「さくらちゃん、これを生業にするなんてすごいね」と言われてとても嬉しくなりました。生業という言葉を久しぶりに耳にしましたが(笑)とてもいい言葉。そして、ああそうだなぁ、なんてありがたいことなんだろう、とじんわりと感動しました。

今日はヒプノセラピーから始まった私の勉強遍歴についてツラツラと書きます。

ヒプノセラピーを初めて体験したのは2005年。退行セラピーで子供の頃の記憶に戻るセッションを東京で受けたのですが、当時はなんというか、催眠にかかったのかがよくわからず、自分で想像しながらセッションを進めていった感が強くて、「こんなものか。。。」という感想でした。正直がっかりしたのを覚えています。

そして2012年に前世療法を受けました。この時はマイケル・ニュートン博士の中間生セラピーの著書を友人に紹介されて読んで感動し、「これが受けたい!」とすごい情熱で認定セラピストを探して予約したのですが、前世療法を受けたことがないと中間生セラピーはできないことになっていると言われ、仕方なく前世療法を予約することに。当時はすでにアメリカへ引っ越していたので、母国語ではない英語でこのようなセッションを受けることに不安もあったのですが、無事セッションはうまくいき、びっくりするような体験と深い気づきを得たのでした。このセッションで受け取った一番深いメッセージは、「自分の心に従って、もっと自由になってもいいんだよ。」というものでした。

その時のヒプノセラピストに、「あなた、私と同じこの仕事をすることになるんじゃないかしら。」と言われます。予想外の言葉だったにもかかわらず、心がどきっとしました。そして「なんとなくだけどやってみようかな」と言う気持ちで、翌年、彼女に紹介してもらった先生のもとでヒプノセラピーの勉強を始めることになりました。

ヒプノセラピー養成学校でヒプノセラピーと前世療法を学びます。そこで出会い友人になった心理カウンセラーに、「トランスパーソナル心理学」という学問のことを聞きました。「あなたに合ってると思う。」とのこと。調べてみると、ふむふむ。これって私にぴったり。そして翌年にはトランスパーソナル心理学を勉強するべく大学院に入学。

大学院での勉強は大変でしたが、マインドフルネスや夢の分析、アートセラピーなどに夢中になります。そこで出会った教授に、「あなたライフコーチング を専門的に勉強しなさい。」と言われます。当時はこれまた「ライフコーチング ??」と言う感じで、全く予想外だったのですが、信頼している教授の言葉を信じてライフコーチング を専攻することにします。そしてその後、認定ライフコーチとなりライフコーチング を開業しました。

卒業後、さらにライフコーチング の勉強を深めたいと思い教授が紹介してくださったコーチング学校で勉強することに。そしてそこで出会った先生に、サンフランシスコ校を開講する際にアシスタント講師として雇われることになりました。

そんな感じでライフコーチングに夢中になっていたある日、ヒプノセラピーと中間生セラピーのことがとても気になり始めます。そういえば、もともとはマイケル・ニュートン博士の中間生セラピーがやりたくてヒプノセラピーを受けに行ったのに、気づいたらライフコーチング になっていたではないか!という事実に今更ながら改めて気がつきます。

中間生セラピーのトレーニングの日程を調べつつも、この数年の勉強遍歴のおかげで予算的にも厳しいだけでなく時間的にもゆとりがない状態でなかなか決断できませんでした。そしてトレーニングの申し込み期限が迫っていたある時、飛行機の中で観た、「Collateral Beauty “素晴らしきかな、人生”」という映画の中で、マイケル・ニュートン博士の本が主人公の部屋のテーブルにおかれているのを発見します。これは、シンクロニシティーや直感力のコーチングをしているだけに見逃せないサインというわけで、ちょっと無理してでもトレーニングを受けることを決めます。

そしてようやく2017年10月に中間生セラピーのトレーニングを受けることになりました。ここでも偶然が重なり、普段は飛行機でいかなければならない遠い場所で行われるトレーニングが、その年はたまたまなんとうちから車で1時間でいける場所で行われることに。ありがたいことです。

念願叶って受けたトレーニング。これまで心理学の勉強でいろんな場所でいろんなトレーニングを受けてきたけれど、これは本当にすごかった!というのが感想です。そしてここまでくるのに時間がかかったけれど、タイミングも全て意味があったのだと、今なら分かります。きっと数年前だったらこんなに深い経験はできなかっただろうと感じました。

そして現在に至ります。

ヒプノセラピーについて思うのは、まず2005年に初めて受けたとき、催眠にかかっていなかったように感じたあの時も、実はきちんと催眠にかかっていたのだということです。私自身の心がオープンでなかったことと、この手のセラピーに対して疑いの気持ちがとても強かったので(自分で受けたいと思って予約していたにもかかわらず)、体験していたことを深く味わうことができなかったのだと、いまは分かります。とてもとても堅かった、当時の自分です。

なので、初めてヒプノセラピーを受けるクライアントの方で、すうっとその体験に自然に入っていかれる方に出会うととても感動してしまいます。すごいなぁと思ってしまいます。自分が全くそう出なかったし、今でもまだ堅いところが残っていると思うので、すうっと体験される方を羨ましくも思います。

一方で、そういう体験ができなかったクライアントさんには、「私もそうだったので分かりますよ。」とお話ししています。これから少しずつ心の殻が割れていき、こういう形で心とつながること、そしてスピリチュアルな世界とのつながりを垣間見ることができるようになってゆきますよ、お話ししています。そして、催眠にかかっていないような気がしていても、その時に感じたことや見た映像がたとえ自分で無理やり考えようとして出てきたことだったとしても、そこに意味があることをお伝えしています。なぜなら、この手のセラピーで起きることに偶然はなく、全てが必然だからです。実際、私の場合も当時微妙だと思っていたセッションで得た小さな気づきが、のちに大きな気づきとなって再び戻ってくることになりました。

心の作業はとても繊細な作業です。たとえ前世療法で深い体験をしたとしても、数週間後には「あれは自分の妄想、または作り話だったのかも」と考え始めてしまうのは珍しいことではありません。なぜなら、深い感動や高揚感を体験して右脳的な部分が活性化されても、そのうち私たちの日常生活を大きく支えてくれている左脳的な役割の分析脳の声が強くなっていくからです。分析脳は、私たちが生活の中で物事を決断したりプランニングしたりする作業に役立ってくれています。その部分で前世療法のようなスピリチュアルな体験を理解しようとすると、「作り話」に思えてくるのも無理のないこと。

でも、体験したことは消えてしまうことはありません。どう活かすかは本人次第ですが、たとえ本人が意識していなかったとしてもセラピーで得た経験は静かにその人の人生を動かしていきます。それが、こういうセラピーの面白いところだなと感じています。

私の場合、かなり長い時間をかけてこのことを学んでいます。スピリチュアルなくせに同時にとても疑り深いあまのじゃくなところがあり、直感を信じているけれど、でもきちんと分析し理論を知ってウラをとっておきたいと考える性格も持ち合わせていて、なかなか面倒な性格です。オープンになるのに時間がかかったの無理ないな、という感じです。でも、そのおかげでライフコーチング にも出会えて、コーチングの中でも役立っていると思いますので、必然だったと感じています。

まだまだ半人前もいいところで、学びの旅は続く・・・・わけですが、できればずっとこれを生業としていけたらなあと願っています。

ツラツラと書いてしまいましたが、最後まで読んでいただいた方ありがとうございました。

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#つぶやき #ヒプノセラピー

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