日常のこと、ヨガのこと


今日はヨガについて。。。

もうずいぶん昔、アメリカの大学の授業で受けたハサヨガに魅了されたのがきっかけでヨガを始めました。それでも、やったりやらなかったりした20年でしたが、いつも、久しぶりにヨガをした後、あまりの爽快感に「なんで今までサボっていたんだろう?」と毎回必ずと言っていいほど思います。体と対話する感じがとても好きです。自分にジェントルに接しているという感覚も、なんとも優雅で贅沢な気持ちにさせられます。きついポーズも自分の限界にちょっとだけ挑戦している感じがして達成感があります。そしてヨガマットさえあればできる気軽さ。でも、そんな素晴らしい気持ちもそれもしばらくすると忘れてしまい、忙しさに流されてまた遠ざかるという日々。

そんな中、去年、意を決してティーチャートレーニングを受けました。私の住んでいるサンフランシスコは、全米で最もヨガ人口が高いヨガの街。ティーチャートレーニングは常にどこかで行われていて、受ける人はヨガの先生になるためというよりも、自分のセルフケアの知識を深めるためにトレーニングを受ける傾向があります。私もその一人で、ヨガを通して身体とのつながりをもっと深めてセルフケアに役立てたいという気持ちがありました。

トレーニングを受けた後、おかげで最低でも週に3回は真面目にヨガをする習慣がつきました。今ではちょっとサボると身体だけでなく心が硬くなっていくのが分かります。イライラしやすくなりますし、思考にとらわれやすくなって、いろいろなよろしくない考えを手放すのに時間がかかったりします。2週間もサボってしまうと、エゴがうるさくなって思考が雑音だらけに。そうすると、ハートチャクラ、心臓のあたりのエネルギーの循環が滞ってきて、笑顔が少なくなったり、次第に感謝の気持ちを忘れてしまいます。

これではいけないと、久しぶりに好きな先生のクラスに行き、マットに座ってプラクティスするとき、思考がうるさく雑音だらけなのに気がつかされます。ヨガの最中にも、思考は「こんなきついポーズできない」「暑すぎる」「終わったら丸々を食べよう」「次はあれをしなくちゃ、ここに行かなくちゃ」などなど、あれこれとうるさくノンストップで話しかけてきます。

でも、一方でカラダは真摯に取り組んでいます。思考は「きつい、ツライ」や、ヨガとは全く関係のないことをブツブツと言っているのですが、身体は「今は自分が主役の時間よ!」と言わんばかりに、真面目にそれぞれのポーズに取り組みます。

思考にとっては脳が発する筋肉の「痛み」のシグナルは「不快不快!」というメッセージに変換されてきますが、カラダにとっては「伸びてる!伸ばしてる!固いところをほぐしているよ!いいよいいよー!」という感じです。そして、エゴに囚われている思考が、「ここはちょっとかっこよくポーズをきめておきたい」などと、どうでもいいことを思っている時、カラダは、それがちゃんと正しいポーズか、理にかなっているかどうか、負担になりすぎていないかに耳をすませています。思考とカラダ、両者が全く違う視点からヨガという体験をしているのです。

そして30分もすると、思考は自然と静かになります。不快感が自分の命を脅かすほどではなく、悪いことではないなのだということに気がついたとき、思考は穏やかになるのです。そしてたくさん汗が出てスッキリし、身体との対話を通して心も潤い、最後にシャバーサナで終えるとき、思考・身体・心、は心地よい一体感を感じています。毎回ではありませんが、とても集中していいプラクティスができた日は、なぜか自然と感謝の気持ちで胸がいっぱいになることもあります。

感謝の気持ち。それは、自分のために90分間身体とじっくり対話をする時間が持てたことに対する感謝。安心して身をまかせることができるヨガ環境があることへの感謝。セルフケアという自分のケアのための贅沢な時間が持てているということへの感謝。そして健康な身体と心があることに感謝。仕事ができているということや、見守っていてくれる家族や友人たちがいること。。。。エンドレスに感謝したいことが出てきます。

ヨガがどうして好きなの?と聞かれると、それはやはりこの「感謝の気持ち」を体験できるからだと答えます。もちろん、身体を鍛えること、汗を流せること、筋力をつけることができるところも好きですし、呼吸法が身体にいいというのもあります。また、気の流れを良くして、ソマティック的には身体に溜まっている感情のしこりをほぐすことができるから、という理由もあります。ヨガの後はメディテーションにも入りやすいです。そして、セルフケアを愛する素敵な人たちに出会えるから、というのもあります。これまでヨガを通していい出会いがたくさんありましたから。

でも、それでも何よりも、やはり個人的に一番ハマってしまった理由は、感謝の気持ちという、本来私たちが持っているべき気持ちの原点に、無理なく自然に戻ることができるからだと思います。

感謝の気持ちはとてもパワフル。人生の体験を丸ごと変えてしまう力があります。目に見える景色をすっかり変えてしまう無限の可能性を持っています。思考が穏やかになって、カラダがほぐれて倦怠感を感じつつもスッキリしている時、心は自然と解放され、人は理屈抜きに感謝のエネルギーと自然につながることができるような気がします。

ある友人は、サイクリングで私がヨガを通して感じる体験をしていると話してくれました。長い坂を登る挑戦、自分との対話。思考が穏やかになって心が解放される時、見えている景色がとても素晴らしく、自分がいる環境に深い感謝の気持ちが湧いてくるそうです。そして健康な自分自身と安全にサイクリングができる恵まれた環境にも。

別の友人は、ランニングがそうだと話してくれました。いわゆるランナーズハイですね。また、早歩きウォーキングがそうだと話してくれた人もいます。みなさんそれぞれの方法があり、自分に合ったやり方で身体と対話し、思考を穏やかにし、心を解放させる習慣を持っています。もしまだその習慣ができていないようでしたら、何かに取り組んでみられること、見つけるための一歩を踏み出してみることをおすすめします。何が自分に合うのかは、まずはいろいろ試してみなければ分かりませんから。

今朝もそんな感謝の気持ちとともに寄ったスーパーマーケットで、レジでお店の方になぜかチョコレートをいただきました。「笑顔が素敵だから。」と。無愛想にされたり機械的なサービスを受ける日もありますので、今日のようないいことがあると、素直に、感謝の気持ちといいエネルギーは循環するのだと感じます。

最後に、こちらのショートフィルムを。私のヨガの師匠、Jason Bowman がシェアしてくれました。ちょっとうるっとなってしまいますが、可愛さ満開です。

ツラツラと書いてしまいましたが、今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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